2014年10月12日日曜日

2014/10/11 ロマンロラン 名言(?)



先日、ロマンロラン伝という本を読んでいたら、こんなことが書かれていました。
〈時間も空間もぼくにとってはさして存在していません。昨日もなく、明日もなく、すべてが今日みたいなのです〉

どうしてこの言葉を引いたのかといえば、ジャン・ジャック・ルソーが全く同じことを「孤独な散歩者の夢想」という作品の中で書いています。
過去を呼び起こす必要も無く未来を思いわずらう必要もないような状態……いつまでも現在が続き、しかもその持続を感じさせず、継起の痕跡もとどめず……〉


あるいは、ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟の中でこんなことを書いています。
〈彼はいっさいにたいしてすべての人をゆるし、自分のほうからも許しをこいたくなった、それは決して自分のためではなく、いっさいにたいし、すべての人のために許しをこうのである〉

すると、ロマンロランはこう書くのです。
すべては、ある賛歌に終わらなくてはならない。すなわち、生、への、また、死への。さらに在るところの すべてへの賛歌に終わるのである〉


ドストエフスキーやルソーは現代でもたびたび紹介される文学者あるいは思想家であるはずですが、これらの作家と同じように、ロマンロランもまた、二人と同じような文章を書いていました。ルソーの文章なんてそっくりです。

今回の企画は、たくさんの若い皆様に見ていただきたいということで、学生料金が1,300円と低価格に設定してあります。
ドストエフスキーは知ってるけどロランは知らない、という若い人も今は多いのではありますが、ロランについて知らなくても、こんな風に天才たちの言葉は、いつもちょっとだけ似ています。

稽古はほとんど毎日ですが、たまにある休みの日などは、こんな風にロマンロランについてや、今回の公演について、あるいはアートスペース無門館やアトリエ劇研のことなど、少しずつここから紹介していきます。

本日の記事は、京都の文学好きの皆さんに向けて、ぜひとも皆さん、劇場にお越しいただければと思います。


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